----- 汝その杖使いきりしとき, 汝そを振るべし. はじめは無のみ生ずれど, その働きに応え, 末期の力が引きだされん. ----- げに店主が心せしとも, 賊は杖で穴を掘り, 金を払うことなく逃げ退き, あまたの品を盗まん. ----- 汝武具の錆に悩まされしときは, 乱れしときに武具の力を高める書物を読まん. 脂の軟膏は, 瞬きの間なれど, 等しき守りの種を与えん. ----- コカトリスなる物を見よ, 小なる背丈なれど隠れた力を秘めし. コカトリスは触れしものを石と化せん. 冒険者よ!石となるのを好まぬならば, 賢き冒険者の行いを見ならわん! 死したるトカゲを食すとき. 酸のブロブを食すとき. ----- 冒険者よ! 機知に富む冒険者は, 神秘的な意味を知りたり. ドラゴンの住みかの鱗から, いずれの鎧が作られしや. ----- 汝の目が幻にまどわされしとき, 冒険者の中でよく知られしことあり. ひと飲みの超回復の薬が五感を直らせん. しかし,忘るるべからず! 汝を病に侵せし卑しき薬も等しき効あらん! ----- 神の寵愛を受けし水やトカゲの肉を食せ! さすれば乱れし汝を解き放たん. 極めて純潔なる生物の角を使うべし! さすれば他の苦悩も同様に放たれん! ----- 汝遠く離れし地に疾く立ち渡らんと望むなら, 瞬間移動の制御を収得せん. また常には汝の身をその地でのみ瞬間移動さする巻物を手にし, 乱れしときに読むべし. 肝々し冒険者は巻き物や薬なくとも, 特別な待ち伏せに飛び込みてそれを成し遂げん. ----- この地を訪ねし全ての冒険者よ! 恐るべきメデューサを出抜けんと思いし冒険者よ! 殊なき諌めを汝に贈らん! 汝の目を目隠しで覆い メデューサの姿を反射する鏡を見い出すべし! ----- "ad aerarium"と書かれし場所を, 入念に探索せん. 時に,金持ちクロイソスの, 魔法の記念倉庫へと送られる罠の道があきらかにならん. されど忘るることなかれ. 倉庫から金を盗みて出しは 入るよりはるかに難し. ----- 賢い店主は値段を吊りあげん. きらきら光る出で立ちの旅人と行見たとき, 不公正な常連客の顔つきの旅人と見しとき. 彼らは偏愛する. 行い良き客を見しとき, 公正な顔の客を見たとき, 無作法者は利を得ず. ----- SINKS 台所の流し台は, その表に触れしことにより 偉大なる真理や多くの訓戒を得られん. そのむさぼり喰らうからくりは 多くの指輪を吸い込まん. ----- 魔法の生物の肉体は, 食みたる者に魔法の特性をしばしば与えん. さまよう目の新しき死体は, 魔法使いの間で高い値をつけん. 盲目のとき心に浮かびあがる, テレパシーの授与という使い道のため, ----- 祝福と呪いの発見は神の領分なり. 神はこの沙汰を与えん. 崇拝の地において死すべきものへ, 献身を捧げる死すべきものへ. ----- 神は立派な嘆願者に力をもたらさん. 伝説で語りつがれし名のある力の大剣, 力ある旅人は助けなしに, 生み出されん. オークに忌み嫌われしエルフの血統の大剣を. ----- 強力な魔除けには数多の逸話あり, その原型は古代のイェンダー. 魔除けは畏怖の力を持ち, 神はその偉大さを望む. 死すべきものはその恐しき力の一部に触れるのみ. 逸話は死すべきものに告げている. この魔法の魔除けを所有しているとき. 彼らの目は見ることができぬものを見, 魔法の輸送道の場所を探せると言う. 死すべきものはその力を引き出すためには 身につけねばならぬとも言われている. しかし均衡のため, そのような偉大な力を得るには, 大きな犠牲を払わねばならぬ. ----- 汝モーロックの聖域に踏みこまんとするなら, ゲヘナの奥深く地面の揺れし場所より入らん. 汝は三種の魔法の道具の手助けが必要なり. 祝福されし燭台の光が道を開き, 銀のベルの清かなる音が汝に告げ, モーロックの本より読まれし恐しきルーンは地を力強く揺らさん. ----- 恐怖の迷宮の奥のさらなる奥で, その下を守るべく城が行く手をはばまん. そこには望みの杖が置かれん. 汝入ろうとするならば, 音楽を奏でるべし. 正しき音色ならば 跳ね橋がおりてこよう. その音色は神のみぞ知るものなれど, 音楽の推理は可能なり. そが叶わぬならば, 城の裏門へ行くべし. ----- ELBERETH Elberethの御名は, 汝足元にその名を書かば 汝が敵を畏怖せしめん. 汝極めて静かにしておれば, 大し力を得ん. 足でその文を 消さぬよう心すべし. -----